ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
カテゴリ: おすすめレビュー 地域: どこか
(登録日: 2005/11/01 更新日: 2024/09/30)
1996 ソニーミュージックエンタテインメント ニューヨーク・フィルハーモニック, ショスタコーヴィチ, バーンスタイン(レナード), フィラデルフィア管弦楽団, ヨーヨー・マ, オーマンディ(ユージン)
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おすすめレビュー
バーンスタインの数あるレコーディングの中でも、マーラー以外ではこのショスタコの5番は特に印象深いものの一つ。確か1959年のレコーディングでは? 当時の録音技術ということもあるのでしょうが、スタジオ録音、テープ編集にもかからわず、楽譜をめくる音とか、タクトを振る音とかが割りとよく混在していて楽しい録音。
バーンスタインを生で聴いたのは1979年のニューヨーク・フィルの日本公演。古い話ですね。その時、聴いたのはマーラーの1番。物凄い情動的な名演で一生忘れられない感動の余韻が未だに残っています。その時の別プログラムで採り上げたのがショスタコ5番。そのライブ録画はテレビで観ました。これもよかった。
何と言っても凄いのは第4楽章に入るところ。指揮台から飛び上がる。ショスタコ5番と言えば、ムラヴィンスキー/レニングラード・フィルが老舗で名演と言われていますが、個人的にはムラヴィンスキーのあの遅さ、めりはりのなさは趣味に合いません。やはりバーンスタインがピカイチ。不思議なことに、ショスタコは、アメリカ人感覚の歯切れのよさが合うんですよね。
ショスタコがそれほど好きなわけではないですけど、バーンスタインのこの5番の演奏はイチオシです。
満足度★★★★★
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