マーラー:交響曲第4番
カテゴリ: おすすめレビュー 地域: どこか
(登録日: 2005/10/04 更新日: 2024/09/30)
1998 ソニーミュージックエンタテインメント グリスト(レリ), ニューヨーク・フィルハーモニック, マーラー, バーンスタイン(レナード)
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おすすめレビュー
いささか食傷気味のマーラーですが、やはりたまには聴きたくなります。その中でも4番はちょっといい。しゃんしゃん鳴る鈴の音、あれはとてもいい。木管の響きがさらにいい。遠くからラッパの音。うん、これもいい。
一番最近聴いたのはブーレーズ。ブーレーズもいいですけど、やはりマーラーはバーンスタインでしょう。ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏はその極めつけです。とりわけ第1楽章のあの、緩急の揺さぶり方。この揺さぶりはバーンスタインでしか聴けない醍醐味です。ブーレーズはちょっと弛緩しすぎ。やはり揺さぶってくれるマーラーが大好き。4楽章に入る前の3楽章の終わりのところもいい。どかーんと持ち上げてどかーんと落とす感じ。このダイナミクス、間合いもバーンスタインの魅力です。
グリストの歌はよしあしだなぁ。はっきり歌いすぎ。湯船に浸かっているような感じの柔らかさが少し欲しい。でも、これも何度も聴いてだいぶ慣れてしまって違和感はありません。
満足度★★★★★
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