これは2004年9月2日の様子。まるでベルリンに行ったかのような現代的な都市空間。
それはともかく、松本という都市はどうして何度でも来たいと思わせるのかが不思議です。毎年訪れているのに全然飽きが来ない。逆にその奥深さに引きこまれていきます。かねてからこの都市の魅力の解析をしたいという願望にかられています。
県庁所在地でなく、また、たかだか20万人の都市に過ぎないのに都市の風格が感じられる稀有な地方都市が松本です。松江でもそれを感じましたが、他の都市では感じにくかった。まあ、そんなに全国旅したわけではないので、大きなことは言えないのですが。
下世話な話をすると長野と松本は犬猿の仲らしい。長野県の県庁所在地を長野に持っていかれたことが100年来の恨みに。しかし長野市の都市景観はあまりにも無様。もう一方のライバルの松本の何と気品高く佇んでいることか。上田もこれぐらいの風格に高まって欲しいと願うばかり。
近世、近代の面影が都市全体にかなり色濃く残っている。歴史が都市に刻まれているといったらいいんでしょうか。さらに、文化的な施設が単なる箱物でなく、発信型の施設になっている。地方都市でそこにコンテンツがあるというのは稀有なこと。都市空間全体がかけがえのないコンテンツ。
先日も訪れて感じたのはお店の奥深さ。かなりすぐれた食事処がいくつもあり、さらにまた発見! それが老舗だっ・スりかなり美味しかったりします。これも並みの都市と違うと感じた点。
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