姫路市立美術館をお濠に面した側に出てそのまま進みました。広大な空間の、美術館の向かいに兵庫県立歴史博物館があります。こういう言い方が適切かどうかはわかりませんが、無益なほどにだだっ広い。韓国のある文化人が日本を「縮み社会」と呼びましたが、姫路はめずらしく縮み社会の規範からはほど遠いように感じます。
驚くことに、人々は市立美術館よりもさらに少ない。ただ市立博物館の赤レンガの特色ある歴史的建造物と綺麗に整備された庭園と比べると、ここ歴史博物館は何の魅力も感じられないほどに殺風景で「つまらない」。「何だろう、これ?」と思います。
ちょうど昼時だったので、館内の軽食店へ。お客さんが独りもいなくて独占状態です。障害のある人たちがお店を運営していることを知りました。博物館にそもそも来る人の絶対数が少ないので、まして軽食を取る人の数はほとんどいない、という関係です。もっと博物館に集客する方策が考えられてよい、と思います。
食事をした後、館内の常設展示を見学しました。うーん、展示内容がいまひとつです。いくらなんでもこれでは、と思います。
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