もうかれこれ上田に暮らして2年にもなろうというのに、初めて「源兵衛坂」を知りました。やはり、ぶらぶら歩くことが地域の見聞を深めると改めて感じました。
上田駅前のパレオの裏側に険しい崖が迫っています。駅前の通りを往来する時、「源兵衛坂の由来」の説明板は目にしているはずです。なるほど、この崖っぷちに崖上の鷹匠町と崖下をショートカットする坂道があった。これが源兵衛坂です。説明によると、「江戸時代の仙石氏の頃、馬柄左右衛門の屋敷があり、宝永三年の松平氏の時代には、この屋敷に並河源兵衛が住んでいました」とのこと。信越線開通後、駅への近道として多くの人が往来したとの説明も。
なるほど。上田の歴史的空間にタイムスリップしたかのような時間を体験しました。
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