分類: 概要説明 撮影地: どこか 撮影者: その他 撮影日: 不明 (登録日: 2007/07/20 更新日: 2018/01/30)
2007年7月19日午後2時より 山梨県立博物館企画展「人と動物の昭和誌」のオープニング・セレモニーが開かれました。 中山梅三氏の写真も20点が展示されるため、中山氏の奥様と会員が出席しました。<オープニング・セレモニーの様子>・輿石県教育委員長の祝辞 今回の企画展では、私達の暮らしの中で人と動物がどのように関わってきたかを写真で紹介しています。かつて動物たちは人々が生きていくためにはなくてはならない生活のパートナーでした。動物と共に暮らし、共に労働をしたこのような風景がいつの頃から姿を消したのか。これらの写真を見ていると、単に懐かしさや郷愁としてでなく、昭和という時代がいかに大きな変貌をとげた時代であったのかを改めて感じずにはいられません。多くの方に御覧頂き、古代より脈々と営まれてきた動物との暮らしを振り返る機会にして頂きたいと考えています。 県教育委員会では、県内の全小中学生に夏休みフリーパスポートを配布したので、夏休み中に家族と来館し、郷土の歴史や文化、優れた芸術に触れるきっかけにして頂きたい。(無料観覧可能施設:山梨県立美術館、文学館、博物館、考古博物館)・荻野笛吹市市長の祝辞(望月副市長代読) 人と動物をテーマにした昭和初期からの写真展示により当時の暮らしと移り変わりを読み解く今回の企画展。かつて動物は重要な労働力であり、時には大切な財産でした。犬や猫もそれぞれの役割を持ち、人々の生活を支えてた時代がありました。農家においては動物と共に暮らすということはごく当たり前のことで、これは生活の一部でした。このような環境の中で、人に感謝すること、命の大切さをごく自然に学ん来ました。現在、人と動物の関わり方がは随分と変化しましたが、是非家族二世代三世代でゆっくと語り合いながら鑑賞して頂きたいと思います。・臨席来賓紹介「みんなでつくる博物館協議会」委員長 小沢龍一氏今企画展の写真撮影者の一人 植松波雄氏・後援報道機関各社紹介リンク先ページに記載・平川山梨県立博物館館長の挨拶 山梨県立博物館では山梨県の歴史・文化を原始古代から近現代までずっと追いかけ、企画展として御提供しています。つい最近まで我々の記憶の中にある人と動物のとても高い関係が、丁度高度成長期を境にして、大きく一変してしまった。私達は歴史と文化の中で一番大事なものは何なのかを常に考え、次の未来への指針とすることを博物館としての使命と考えています。そういう点では、まさに人と動物の共生していた時代をきちんと見極めることによって我々のこれからを考えていくことが出来ると思います。今回の展示に際しては、我々調査研究を提供する・発信するだけでなく、我々が発信した展示を御覧頂いた方から情報を得て、さらにそれを調査研究し、新たなものに展開していきます。そういう意味では、「発信から受信の展示へ」という要素を大事にしていかなければ行けないと思っております。博物館は常に多くの人達と調査研究を共有し公開していくというのが1つのあり方です。今回の企画展はきわめて近い昭和史なので、1人1人の記憶の中にある情報を直接的に展示場で博物館に提供して頂きたい。御意見をアンケートという形ではなく、気が付かれたこと、同じような写真があれば見せて頂く等、直接受信に重きをおいた展示にしていきたいと思います。 最後になりましたが、何と言っても貴重な写真を提供して下さった植松さん93才、今でも目がとても良いそうです。さすが、写真家でいらっしゃる。内田さんは都合で欠席です。中山さんは亡くなられていますが、本日中山さんの奥様が出席下さっているので、御紹介します。どうぞ前へ。(中山まささん前へ。お礼を述べ合う。拍手。)それから、 村田一夫さん。この4名の方の貴重なお写真を提供して頂いたお陰で、この企画展を開催することが出来ました。改めて暑く御礼を申し上げます。<会員の感想> 展示されている写真はどれも親しみやすいものばかり。あちこちで写真を前に、昔話が始まっていました。主だった写真はかなり大きくしてあり、感動もひとしおでした。御一緒した中山氏の奥様も「今日のような幸せな日が来るとは思っていませんでした。」と喜んでいらしゃいました。