長野県宝 生島足島神社本殿内殿
生島足島神社の歴史は非常に古く、平安時代に制定された延喜式に 「生嶋足嶋神社二座名神大社」として記載されています。 戦国時代には武田氏や真田氏が信仰を寄せ、江戸時代には歴代上田藩主の厚い庇護を受けてきた 由緒ある神社です。
神社境内 ・本社(昭和16年製)…権現造(ごんげんづくり) ・諏訪社本殿(摂社)
本社本殿と内殿 本殿内殿はかつて、屋外に建てられていましたが、18世紀後期から19世紀初期の時期に 覆屋として本殿が建てられ、屋内の内殿となりました。
内殿の主な部材 ケヤキ材を用いて、表面は手斧仕上げの上を丁寧に削り磨いています。 外面した部材の一部には朱などで彩色した跡が残ります。 軸部は、粽・礎盤・大瓶束などを用いた室町時代の様式で、 その特徴から建築年代は、天文年間(1522〜1555)頃と推定されます。
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