真田氏本城跡は築城年代が定かではなく、 戦国期の天文年間(1532年〜1555年)、 あるいは鎌倉期と言われている。石垣のない土の城である。
私が散策した、尾引城跡と比較すると敷地が広く、 守りやすい強固な敷地面積のため、城としての機能は揃っていると感じた。
本城跡からの眺めは素晴らしく、城主になったつもりで見ることができる。 昌幸公がこの眺めを見ていたかと思うとワクワクします。見ていたとすると、 生まれてから武田氏に人質に行くまでの間、家督を継いでから上田城を築城するまでの間 だったのではないでしょうか。(私の見解ですが) しかし、この間主君のために動き回っていたことから、ゆっくりとこの景色を眺めることも 少なかったと思います。
(編集者 88)
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