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Web-F(2):メディアデザイン05

要約筆記5・フリー討論2

分類目次: Webフォーラム記録
(登録日: 2002/02/10 更新日: 2002/04/02)


●●GISの話の続き



/もう少し聞きたい。
GISを導入すると基本になる地図がいる。ゼンリンとか。2万分の1とか。
地図のベースそのものを提供するのは簡単にできる。
問題はコンテンツをのせるとき継続的にだれが乗せていくのか?
それがお金がかかるところ。
具体的な例を聞きたい。
/地図は一度作ると終わりではない。



老人の方でお亡くなりになる方もいらっしゃいますし、1ヶ月の間にはリハビリセンターのようなところに泊まりにいく人もいる。
何かが起きたときに、生きているか、不在か。
1ヶ月の第一週目はどこで、何週目はどこにいるとかいう足下の情報を含めて管理して日々更新していかなければならない情報もある。
システムのコスト。新しい情報にしていく。
ウェブを更新するにも力仕事が必要になる。
メンテナンスのような形でそこにコストが生じる。
人の命には代えられませんから、有効ならと理解してくれる人もいるが今のところはお金の問題も大事。
いちばんネックというか、誤差が生じるのはそういうところ。

●●パソコン活用は身近な人の交流から?


前川/GISは大きな課題というか主要な問題です。
具体的に老人。雪とか、ケアサービスとか。自転車とか子供とか。
必要だと思う。
前回の話とも関わるが、世の中全体でパソコンが使われてないのが問題。
社会基盤となっていればいいが。
状況がそうなっていけば、業者の方も動くと思うがまだそこまで行ってない。
何かと皆で様子見をしているとだめで、何百人も参加してもまだ地域ポータルサイトができない。
どうやってブレイクさせるかそれが問題。
GISがなくても保管できるのではじめられればいいのだが。
地図が出てこないか。
/例として話した。
第一パソコンを使ってもらわないとだめだし。
インターネットに入ってもらわないと。今日の新聞で一ヶ月の主婦のウェブのアクセス数がどのくらいかというのが出ていた。
どのくらいかというと10カ所しか見てない。決まったところしか見ていない。それが現実という記事を読んだ。
コンテンツが面白くないからか?
そういう状況なら、情報があってもあまり入ってこない。
根本的にはもっと違うのか。
前川/実はどのようにこのフォーラムをよびかけたかというと、PopCornのメンバーにもいった。
人のコネクションで、口コミでご参加いただいた。
個人的にお誘いしたのは、なんでかというと、地元に住んでいる方、芸工大の近くにお住まいの方、青田とか、平清水とか、あこや町あたりとか、成沢とか。
地域コミュニティも人対人のリアルなコミュニティでネットワークを使って補完していく。
リアリティのある世界で、地域が近い人が共有してやるとコミュニティとしてまとまりやすい。
コミュニティができるかどうかは皆さんの自由意思。
何かあるといいと個人的には思っている。
近辺の方は「パソコン支援の会」の伊藤さんとか。
前川/山形市も結構小さいので車で5分とかいうのは近いですよね。
/近いので可能性があると思う。
お互いの意思でできるものですね。
皆さんで何かお考えがあるといいですね。
/山形で定点観測やってるところありますか?
/カメラ24時間設置とか、桜前線とか雪の量を比較するとか。
小学校とかに設置して。
/どっかでやっていそうですね。

●●個人の面白さが伝わるWeb


K/うちの千歳山は定点観測ですね。山とたんぼを撮っている。
前川/千歳山のは、毎日社員の方が撮っている。
撮影行為と共に成り立っているのでオートマチックな24時間とは違う味わいのあるものです。手間かかってますから。
K/へんな話ですが小学校2年のこどもが背が小さいから、同じ場所から取っていても変化がある。
目線の高さが違う。とる場所によっても映り方が違う。ひとつ面白みだと実感しました。
前川/千歳山のは子供の目線を実感した。
小学生のつくったものはどっかにありそう。
/雪の量とかとったら面白そう。桜前線をおったものとか。
/学校のネットワークが広がるといいですね。
/学校だけでもあれだが。
/例えば大野さん、コーディネイトしてやるといいですよ。
天体観測とか個人的に夢というか、観測所があって毎晩、毎日晴れるとはかぎらないけど夜空をウェブで流すとか。
定点観測できるといいなとおもって。

●●フットワークのよいコミュニティの提案


前川/ウェブ=ホームページ作りという認識があるが、それは手段の一つ。
いろんな可能性があるのでチャレンジしてほしい。
コミュニティづくりにチャレンジしていくといい。
お互い縁がなかったのが、旗振れば人がくるというか、新しいコミュニティが芽生えるという。
このウェブフォーラムも、出会いの場として想定している。
具体的に始まると良い。
何かいい提案があれば、声をあげていただいて始める。
前から感じていたが、PopCornも適正な人数があるみたいで適度に少ないのがお互い親密度も高くていい。
あまり大きくなるとお互いの距離感を感じてくる。
適正なコミュニティの規模はどのくらいか。
MLをはじめると人数は多いが、発言は1割とかそうなる。どこでもそうなる。
大きくなれば積極的に発言する人が減ってくる。
積極的に参加する人の割合が減ってくる。
どこでも同じ。限界か?
フットワークのいい、お互いに顔を合わせられるようなコミュニティだと運営しやすい。
近い距離にある人のコミュニティはいい。
長続きするのは趣味の友。これは結構いい。
違うかたちでの、いくつか違う形でのつながりがあるといい。それが母体になれば。
いろんなコミュニティがあるが、ITは縁遠い。
ITだと少なくなる。
うまくいってるところは少ない。
東根インターネットはなかなかコミュニケーションができている。それでITを活用できている。
すばらしいと思う。まだそういうところは少ない。
東根はエリアが狭いですから、お互いによく知っているという気安さがある。地域のつながりがある。
他の地域でもできるのではないか。
地域がせまいと良い。
東根。高畠も熱心にやっている。
私から見てアクティブにやってるなと見えるのは、東根と高畠。
高畠インターネットクラブ、高畠の商工会と山大の上林先生のグループもある。
非常に町全体がアクティブ。
村山市でもできるんじゃないでしょうかね。
是非他にいたら音頭とってはじめるといい。

●●地域通貨は参加を促す仕掛け


T/いま思いついたが、ケースクエアドットコムというのがある。
それは何かというと知ってる人をエキスパートにして、聞くためには何かスクエアポイントを払う。
リアルなワールドで入会すると500ポイントもらえる。
よりよい答えをもらえる。
自分が知ってることに答えると、たとえばパソコンに詳しいと答えるとポイントがたまる。
eキャッシュみたいなもの。
養護施設の方がいるので思ったが、介護とか、僕の母は70過ぎだが聖路加ガーデンにボランティアで介護に行く。
ボランティア通帳をもらえる。
1時間介護すると自分も介護してもらえる。
貯金ができる。
合体して考えると知識として提供したのが、自分の知恵を提供したものが介護のポイントになる。
ごみの袋が安く買えたりとか。
社会的にいいことですよと、ポイントがたまるようなのがもっと参加しやすい。
結局運営するのにお金がかかるじゃないかという話になる。
情報を与えるときけちくさくなる人もいる。
何かの価値になると思うと参加しやすい。
リアルなワールドに落ちてきて地域に還元できるといい。
ゴミを出すときに安くできるとか、伝統工芸も残るかもしれない。
前川/いい案ですね。MLで再度投稿してください。
/テレビでやってて見た。
/地域マネー



T/Kスクエアドットコムには博報堂がついている。
渋谷でやっているエコキャッシュが「月刊広告」にのっている。
渋谷川の清掃をするとカードが発行されてポイントがたまりお店で使える。
地域通貨があって、通貨とケースクエア、ネットコミュニティと地域マネーを、今は結びついてはいないが結びつけようと言うのが僕のアイデアです。
前川/いいですね。すぐできそう。
仕掛けを考えないといけないのか。
/通貨をものを買うことに使うのはうまくいかない。
ポイントにするのがいい。
公共的なものが削減される。
前川/それはいい。
/ためておくとだめ。使わないと価値が減っていく。
/目にみえる価値がある
参加しやすい。やって良かったなと見えてくる。
ゲーム性というか。
仕掛けばかり考えるようだが。
前川/本間さんが地域通貨に興味持っている。
びびっと伝わるのではないか?
お知恵拝借でうまくいくと思う。
意外と面白そう。
地域コミュニティの再活性化というか、再構築のしかけになる。
引き続き話を展開できるといいですね。

●●最後にお知らせ


前川/さてと、時間そろそろです。
15分遅れてはじまった。
9時過ぎましたので終わりますが、何かおっしゃりたいことありますか?
次は本間さんの話で1月の1月17日。オープンソースコミュニティという話をしていただきます。

実験的なソフトウェア開発は、利用する人に取っては関係ない話だと思うけどコミュニティ作りになる。
今日の話はイコールだと思う。
どういうメディアを作りたいか? こういうメディアにしたいというのを形にしていく。
それがオープンソースコミュニティだと思う。
やりたい人がやる。
横浜の南波さんが協力してくれたが、最初は私がもともと一人で作ったソフト。
産学連携で企業さんにもご協力いただいている。

メディアの話もあるのですが、どう活用するか。どう役立てていくか?
GISの話が出た。
それも必要。
それから、今の地域通貨というかネットコミュニティに結びつけた話し合い。
面白そうな可能性がある。皆さんもいろいろ考えてご提案いただいて即実行していきたい。
木村さんのように話を出せば世の中に広まって、皆さんの認識が深まって素晴らしい。
どうも長い間ありがとうございました。

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