Be the Redsの赤いTシャツ。男女を問わず、誰もが来ています。何千万着かが売れたという話を聞いていました。ファッションという域を超えた全国民的なムーブメントと言ってよいものでしょう。非常にカジュアルに着こなしている、という印象を受けます。このTシャツは、いろいろなところで生産されているらしく、色合いなど、人によってビミョーに違います。よく見るとPumaのTシャツだったり、いろいろな赤Tシャツを着ていますね。
もう一つ興味深いのはテーグッキです。これもバカ売れしたはずです。旗振りする光景は、もうこの日、一日ですっかり目になじんでしまいました。国旗が衣装替わりになるのも面白い現象です。マントのように背中にまとうだけでなく、女性はスカート替わりに腰に巻きつけています。女性だけでなく、そうしている男性もいます。テーグッキでスカートに仕立てたのか、巻きつけているだけなのかわかりませんが、このテーグッキ文化の創造も興味深いものでした。韓国の歴史の中で、このような現象はかつてなかったのではないでしょうか。現象を超えた文化かもしれません。これ、またいずれかの機会に再現するはずです。
赤いTシャツとテーグッキで、人それぞれが自分の表現を楽しんでいるという印象を受けます。たったこの2つのアイテムだけで、これだけの多様性を生み出すことができるわけです。今回の韓国躍進と共に、それが誘発した韓国文化の新しいモード、なかなかに強いインパクトがありました。
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