おお、これは凄い凄い！ バスがプサン総合バスターミナルに着くやいなや乗客が一目散に地下鉄の駅目指して飛び出していきました。
もの凄いスピードでバスが突っ走るのは韓国ではめずらしいことではありません。ソウルでは地下鉄が整備されてから、私は市内バスに乗る機会は殆どなくなりましたが、昔からこういう突っ走り方をしていました。今も昔も変わらないバス文化というか、韓国人気質に触れた思いです。日本ではちょっと考えられません。
突っ走る理由はどうも地下鉄の終電車に理由があったようで、この運転手は、Ｗ杯の帰り、Ｗ杯渋滞で到着が遅くなったバスの遅れを挽回しようという義務感にかられていたのでしょう。ターミナル到着の時に、運転手が地下鉄の最終便の時刻を告げて、バス内で爆笑が起こりました。あと２，３分という際どい時間だったのです。乗っていた人は気が気でなかったでしょう。
一瞬の喧騒を過ぎて、地下鉄へ人々が去り行くと、急に静かになりました。コンビニで食料を買いました。おにぎり、キンバップ、飲み物。おにぎりは日本のコンビニと同じです。プルコギとか、具はなかなかに韓国風です。キンバップは後で食べてみたらまずかった。日本で言えばのり巻きです。キンバップはどうもどこで買ってもまずいものでした。キンバップといえば、ソウル・ミョンドンのキンバップが有名です。昔食べたミョンドンの店のものは美味しかったんですけどねえ。ニンジン茶というのも売っていたので買いました。
この後、タクシー乗り場へ向かいました。バスターミナルの待ち合い椅子には何人もここで素泊まりしようという人が座っていました。日本人が多かったみたいです。野宿のつもりでＷ杯めぐりをしているようです。なかなかにタフな人たちですねえ。
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