おやおや、これは! 椅子は階段ではないんですよ! 一人や二人ではない方が椅子づたいに自分の席へとやってきます。おまけに椅子の面に靴底の跡がペタペタ付いていきます。ベッケンバウアーが客席に死角がない素晴らしいスタジアムと絶賛したというウルサン競技場の一側面です。サッカーの本場、ヨーロッパのスタジアムではどういう状況なのでしょうか。ここへ来てみれば、そうせざるを得ないというものです。
椅子の前の足元が非常に狭い。これがこのスタジアムの特徴です。確かに椅子の並びの端から自分の席まで移動するには、けっこう大変なので、こういう横着を促すことになります。カシマサッカースタジアムもかなりの急勾配で、それが試合を見やすくする構造でもあるわけですが、ちょっと席の間が詰まりすぎかな、という感じがします。Vertigo! 高所恐怖症の人には非常な不安感を抱かせるかもしれません。
試合開始までまだ1時間あります。客席の埋まり方はかなりまばらです。おそらく、埋まりきれないんじゃないの?と思わせるような空き方です。アメリカサポーターのサイドスタンドはほとんどがら空き状態です。どうなるんでしょうか?
さて、本当なら韓国弁当文化に触れる。韓国式弁当を客席で食べるのを楽しみにしていたわけですが、ソーセージではねえ。寂しいものがあります。キンポ空港でスタバのパンを買ってきたのが不幸中の幸いでした。
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