体験を綴るのはまとめる知恵

出演者: 前川道博（東北芸術工科大学専任講師）
(登録日: 2004/10/03 更新日: 2005/01/06)

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前川道博（東北芸術工科大学）、山田美恵子（山形市）

eポートフォリオでちょっと困ることの一つは一日たくさん撮った画像をどう整理するか。カード（トピック）をどう括るかも課題となります。一日の体験を綴り、トピックをいくつも連ねると一日の体験が綴れます。１日の体験をカテゴリにすることでうまく収まります。

マッピング霞ヶ浦*

全文テキスト

前川　たとえばこれどういうふうに括っているかちょっといくつか例をお見せしたいと思いますけれども、霞ヶ浦に行ったときに、船に乗せていただいて、そのときにずっと回ってきました。そのときの様子をたくさんこう撮ってるわけなんですけれども、これはビデオで撮ってるので静止画がたくさんできているんですが。
　早朝に土浦の港を船で発ってですね、出かけていくと。画像がたくさんある。これを全部クリップにして載せているわけです。
　そして次に船、マリーナに集合して、これをまたクリップたくさん載せてあります。予定の人が集まってくる。というストーリーになっていますね。

トピック１：早朝の土浦港	２：マリーナに全員集合	３：新調査船

　これが乗せていただいた調査船なんですけども、これにこれから乗せていただく。ということなんですね。とても新しい船で、もの珍しいのでいろいろ撮っているわけです。

４：いよいよ出航！	５：窓がニジニジ、水鳥…

　いよいよ出発して、これは船長さんなんですね。そうすると土浦港がだんだん遠ざかっていくという風景になっていますね。
　朝っぱらなので、そして冬ですので、外がなかなかこうよく見えないんですね。ニジニジしてしまうわけですね。そうすると霞ヶ浦の風景がこう見えているわけですけども、どんどん沖合いに向かって進んでいるということなんです。土浦の町がだんだんと遠ざかっていく。カモメとかカモも飛んでいる。そんな風景ですね。筑波山もよく見えてます。
　こんなふうにしてずっと撮っていきました。
　これは一日の体験なんですけれども、たくさんになりますよね。
山田　そうですね。
前川　物語ができちゃうわけです。「これがこうでこうでした…」っていうふうに書くと。それ一つ一つがトピックで、10、20という、もっとあるいはもっとたくさんのトピックにして束ねると一日のできことが綴れると。これ全体をひとつのカテゴリにすればいいわけです。というふうな整理の仕方で、いつも整理をしています。これが私の霞ヶ浦のサイトですね。

体験をトピックにして綴ると物語ができてカテゴリにまとまる。

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