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eポートフォリオ入門 裏方のサーバ運用02

サーバは経費も手間もかかる

出演者: 前川道博(東北芸術工科大学専任講師)
(登録日: 2005/01/06 更新日: 2005/01/06)

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前川道博(東北芸術工科大学専任講師) 
ホームページをネット上に開くためには、サーバがないといけないんですね。学習グループの中で有志の方が管理したり運用したりすることも地域活動の一つと考えられるんですね。負担できるところは負担していただき、それを市民の方が支えるという形でコミュニティが運営できるのです。

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 このように協働学習で皆が参加してポートフォリオを作る。あるいはデジタルアーカイブを作るということができます。ただそれをどのように運用すればいいのだろうかというのが、また次の課題になります。
 というのはホームページをネット上に開くためには、サーバがないといけないんですね。サーバというものがないとホームページを公開することができません。サーバというものが必要になってきます。
 そして、このようにたくさんの人たちのものをどんどん載せていく。そして画像も音声もビデオも載せていくとなると、たくさん容量がいります。ですから普通のサービスではそういうものに対応することができません。ですから、いかにこういうサーバ、サービスを実現していくかは大きな課題になっていくんですね。
 こういうことについては、なかなか技術的な話になったりして、よくわからない、ということで、生涯学習施設でこういうものを導入する時のネックになっています。わからないから業者さんに頼む。そしてコストをかける。こういうのも実際に難しかったりします。
 じゃあ、どうすればいいんだろうか。それは一番安いコストでできる方法が一番いいわけなんですね。ということは例えばどういうことかと言うと、学習グループの中で有志の方がサーバを管理したり運用したりする。あるいは何人か技術のわかる方が分担してボランタリーに支えていく。そういうふうなことが考えられます。それも地域活動の一つと考えられるんですね。
 これまでは地域活動といった時に、ITが関わってこなかった。ですから、そういったことが発想の中に全くなかったかと思うんです。ですけれどもこれからはITを活用していく時代です。ですから地域の中に技術的な面を支えることのできる人がいないと、なかなかそういうコミュニティを作る、情報を共有するということの支援は難しいんですね。
 で、これを施設の中だけで解決しようとすると、ちょっと難しい面があります。どうしてもお世話をしないといけない。すると難しいからわからないということになります。その一方でお金もかかります。じゃあ、これをどうすればいいんだろうかということなんですね。
 一つはお金の経費的なところで、負担できるところは負担していただくと、実は非常にいい運用ができるという例をこれからお見せしたいと思います。そしてそれを市民の方が支えるという形でコミュニティが運営できるというモデルケースをご紹介したいと思います。

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