eポートフォリオ入門 面白さを無限大に▼04

80倍と言わず、100倍、200倍

出演者: 前川道博（東北芸術工科大学専任講師）
(登録日: 2004/10/03 更新日: 2005/01/06)

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	前川道博、相馬克正、端山貢明ポートフォリオ学習は長く続くと、自分のかけがえのない生き甲斐創造になっていくかもしれないんですね。是非、無理することなく、「80倍楽しもう」といいましたけれども、80倍と言わず、100倍でも200倍でも楽しんでいただきたいと思います。

全文テキスト

　ポートフォリオ学習の最後なんですけれども、あまり自分から、「これはつまらないんじゃないだろうか」とか決め付ける必要もありません。自分の可能性がどのように開かれていくんだろうかということもやってみないとわかりません。やってみることにとても大切な意味があります。その中でたぶん何かを発見していくんですね。それを是非大切にしていただきたいって思っています。それがやがては5年続き、10年続き、あるいはもっと続くと、自分のかけがえのない生き甲斐創造になっていくかもしれないんですね。それも大切な学習の機会ではないかな、と考えています。
　是非、無理することなく、「80倍楽しもう」といいましたけれども、80倍と言わず、100倍でも200倍でも楽しんでいただきたいと思います。

（ちょっとオフレコ）

相馬　なんで80倍なんですか？

　何を、どういうふうに数字を当てはめようかなという公式を作ろうかなって思ったんですよ。それで80倍と仮に定義してみたんですけれども、「増幅していく」ので80倍という数にもなっていく。

相馬　8だから末広がり。

　そういうふうにご提案いただいて意味づけられていくんだと思います。

端山　80をね、縦にするんだ。

　それはなかなかいい発想ですね。

相馬　ゼロと無限大で。哲学の世界だ。

　無限大ですね。そうなんですよ。
　実はこのポートフォリオっていうのは、いろんな課題を含んだ学習の提案にもなっています。それは問題は自分の中に作られるということなんですよね。自分だけが持っているというものなんです。（問題を）与えられて解き方を解くために、学ぶために学ぶのではないわけなんです。それは自分の中にある「興味」、そことの接点で見出されるもので、多種多様なものである。これを拘束するものではないということなんですね。実はそこの縛りがとてもきつかったということで、私たちはいろいろな制約を受けてきたわけです。ある意味損をしてきたわけです。その損とはどういうことかというと、自分の中に、本当に興味のあること、やりたいこと。生き甲斐と言ってもいいかもしれません。そういうことを見出し損なってきた人も多いのではないかと思いますね。是非それに気づいて欲しいっていうのが、この問いかけなんですね。

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