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eメディア・ドキュメント 事例紹介:滋賀大附属養護学校01

太田容次さん(滋賀大養護学校教諭)

カテゴリ: 学校教育「eポートフォリオ」研修 地域: 滋賀
(登録日: 2004/12/08 更新日: 2017/07/18)


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記録日: 2004/08/00 (愛媛大学にて)


 ここは、愛媛大学付属養護学校です。チャレンジキッズ研究会のメンバーが全国から集まっています。
 ここで、「eポートフォリオ」について養護学校であるとか、地域の特殊学級などで使われている。もしくはこれから使っていく上でどうかということで、チャレンジキッズ研究会で試しにいくつか使ってみた話を元に、みんなで考えてみたいと思います。
 まず最初に私、昨年度(平成15年度)の取り組みとして総合的な学習の時間に、子どもたちが実体験した事を、日頃、日記とか作文とかで、しかも、振り返りの材料としては、カメラで撮った動画をテレビで一斉に見る。こういったプロジェクターなんかを使って一斉に見て、それを元に振り返って作文にするというような取り組みとをずっと続けてるわけですけど。
 それとデジカメで撮った静止画、それからビデオで撮ったビデオクリップに初め生成しておいた、ファイルサーバに置いといて、自分が好きなように振り返りながら、自分の好きなデータを組み合わせていきながら。そしてさらに、数行の感想を組み合わせる、みたいな取り組みをしました。
 そうすると、これまで、例えば運動会であるとか文化祭であるとか、全く作文の書き出しに20分かかって、1行書いて鉛筆で消して、40分の授業終わったら結局2行ぐらいしか書けてへんかったような子どもが、自分のペースで、自分の目線で振り返り、さらに、それを自分の中でPushCornを使って、振り返っていく中で、あっという間にWebページを仕上げていった。担任と課題別学習を担当する教員はそれを見て非常に驚いて。その違いはなんだろうなということで。昨年度から研究の観点からまとめてみたんですけども。
 学習活動で(PushCornを)使う部分を限定する事によってほとんどの子供が使えましたね。軽度の子供たちについては。
 むしろ出来上がりの完成度の高さで、また後から振り返りに使ってみても、前残った。例えばある障害持ってる子の感想として面白かったのが、「自分は忘れる事がかなわんから、ずっと日記を書いたりメモしたりしている。でもメモしたものがどっかいくねん僕は。でもこれが、こういうふうに溜まっていると、いつどんなことをやって、どんなふうに思ったか、振り返れて、それが非常によい」みたいな感想だったんです。
 
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