2003年10月、山形県で国民文化祭が開かれた。この「国文祭やまがた」をサポートするボランティアチームの事務局を担当された海谷さんが、国文祭のイベントばかりでなく、ボランティアの活動の様子から研修会の様子まで含めて、ボランティアの力で記録したいと構想したのがそもそもの始まり。市民参加型ネット「やまがたネット」(代表:堀清人さん)の支援体制で有志を募り、10数名の情報レポーター志望者が集まった。メンバーの大半がシニア層。数回の研修を経て、いきなり国文祭本番の取材活動に入った。いざ本番になると待ったなし。手分けしてイベントなどをレポートしたページが日々何件もネットに公開され続け、かれこれ千点近いデジカメ画像、ビデオクリップが情報レポーターの解説と共に掲載される巨大サイトが出来あがった。 最初は機材を操る様もたどたどしく、自ら取材することを躊躇していたメンバーが10日間の期間中、みるみる逞しく成長を遂げた。
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