研究発表「総合的な学習の時間におけるeポートフォリオの活用およびその有効性」 鈴木伸治(山形県東根市立高崎小学校) 日本教育工学会第19回全国大会、2003/10/12、於・岩手県立大学
あらまし: 「総合的な学習の時間」の題材や内容は、各学校裁量で学習を展開できる。この学習では、子どもたちの問題解決における思考の軌跡等がより重要視され、指導者はそれを評価することになる。主たる学習者は子どもたちであるが、指導者として「支援と評価の一体化」を考えた場合、子どもたちの学習状況を見取る指導者自身の評価も大切になってくる。同時に、学習の様子をweb上で公開することは、保護者への学習の説明責任として重要であるととらえている。本研究でのポートフォリオとは、指導者自身が、もしくは指導者と子どもが一緒に学習を振り返るものととらえ、とりわけeポートフォリオの活用とその有効性について考察した。なお、eポートフォリオを行う際のツールとして、東北芸術工科大学専任講師前川道博氏が開発したeポートフォリオ学習支援ツール「PushCorn」を使用した。
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